皆さんこんばんは
牛尾健です!
今日は 2019年1月15日に出版された
落合陽一さんの「日本進化論」を
【未来№1】として
ブックレビューをしていきたいと思います。
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■この本について
2018年7月に衆議院議員の
小泉進次郎さんと落合陽一さんとの
共同企画開催された
「平成最後の夏期講習(社会科編)
人生100年時代の社会保障とポリテック」
というニコニコ動画の生放送番組と
その現場で展開された議論のまとめが
きっかけとなった本になります。
スポーツ・健康
教育・コミュニケーション
高齢者
財政
子供
働き方
について議論されています。
■要約
今の日本の政策をただ続けても
少子高齢化により日本の財源は
確実に足りなくなり財源破綻する。
その解決策としてポリテクという
政治に対してテクノロジーを駆使する
という概念が生まれた。
今現在の日本の課題と課題が
生まれた経緯を把握し
それらに対してポリテックという概念を通して
落合陽一さんらが解決策を導き出す。
■論点
・日本の課題
①地方の人口減少による地方1人あたりの
インフラ維持費増加の問題
②有権者が高齢者になることによる
シルバー民主主義の政治の方針の問題
③75歳以上の高齢者ドライバーの
事故率は減らない問題
④政治的な会議中に PC を開かないのは
日本だけというIT活用が遅れている問題
⑤日本に似た人口構成にも関わらず
高齢化でもGDP が成長し続ける
デンマークと日本の違いは何か問題
⑥増え続ける社会保障費(医療費と介護費)問題
⑦生産性の向上に取り組んでも
人件費を減らさないと賃金が増加しない問題
⑧子育てで一番手がかかる1歳から6歳の時に
仕事・時間を犠牲にして
子育てをしなくてはいけない問題
⑨博士号取得に唯一お金がかかる国問題
⑩大学教員に払ってるお金も少なく
教諭給与水準が数十年変わっていない問題
⑪国力に見合った人材開発遅れ問題
⑫日本の賃金制度は子供の教育費が
一番かかる大学入学時期に給料が
高くなるように設計されている問題
⑬学校と社会とが分離されている問題
・世界・世の中のトレンド
人生100年時代
ポリテック
ベーシックインカム
インフラコスト減少
限界費用ゼロ化
仕事の AI 化
事業のプラットホーム化
インフラの再活用
R & D 投資
Phd 取得
予防医療
健康で幸福
ディープラーニング
パーソナル AI で個人のデータから
1人1人にあった個人学習
■意見・感想
なぜ少子高齢化で日本が破綻をするのかという
なんとなく子供が減るから年金の抽出額が減り
高齢者を支えるのができなくなるだけ
だと思っていたがそんな単純な話
ではないということが理解できました。
今後さらに少子高齢化が
進むことは必然な話であるが
それに対してITを活用し
日本全体の働き方と制度を
変えれば解決できる
予算と資源が日本にあるということを
把握できたのが
この本を読んで一番の収穫でした。
すぐに実行したいところですが
やはり最大の障害となるのは
既得権益者を擁護をするような
政治になってしまう状況だと思います。
今後の日本がどのように
変化しなければならないということを
理解するのに良書だと思いますので
高齢者の方にはもちろんですが
これから就職する学生や転職する方などは
一読する価値がある本だと思いました。
■まとめ
日本の現在の課題と解決案を把握して
変化する日本に対応できるようにしよう
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■ハッシュタグ
# 落合陽一 #日本進化論 # 少子高齢化 #日本の未来